アメリカの大学を卒業した私が就職しなかった理由
Hi, Adaoraです。
前回の記事では、コロナウイルスの影響で、私が飲食店のアルバイトを辞めなければいけなくなってしまったことについて書かせて頂きました。
コロナウイルスが問題になるまでは、毎日アルバイトに明け暮れていた私ですが、実は、昨年の5月にアメリカの4年制大学を卒業しています。
現役で卒業しただけでなく、Cum Laudeという成績優秀者としての卒業を果たしました。
(↑写真左)
しかし、そんな私がなぜ、大卒アルバイターになってしまったのか…
キャリア志向の父をはじめ、今でもたくさんの人に聞かれます。
実際、就活に失敗した訳でもなければ、するつもりがない訳でもありません。
という事で、今回は「アメリカの大学を卒業した私が就職しなかった理由」を詳しくお話していきます。
<Contents>
大学院に進学したかった
元々私は、大学卒業後は、大学院にそのまま進学したいと考えていました。
日本では大学院に進学する人はそこまで多くないですが、アメリカは大学院に進む人が比較的多いです。
しかし、大学からそのまま進学しなくても、1度就職してから数年後に大学院に戻る人もとても多いです。
私は元々勉強が好きなので、お金に余裕さえあれば、すぐにでも大学院に行きたいと思っていました。
金銭面も考慮した上で、私にとってどちらの方が良いのかをしっかりと見極め、GRE(大学院の入試試験)対策も万全にしてから最終決断をしようと決め…
とりあえず、大学卒業後1年くらいは、就職せずにゆっくり進路を見極めようと決めていました。
ギャップイヤーという文化
「進路を決めるのは卒業前にやることだ!」
と思われる方も多いと思いますが、アメリカにはギャップイヤーと呼ばれるものがあります。
高校卒業後、大学在学中、または大学卒業後に、1年間(それ以上の場合もある)、ボランティアや留学、アルバイト、または旅行など、好きなことをする人が非常に多いです。
その中には進路が明確に決まっている人もいれば、何をしたいのか分からないからゆっくり考える、なんて人もいます。
どちらかと言うと私は、後者の「何をしたいのか分からない」に当てはまっていたと思います。
ざっくりとしたプランや選択肢などはありましたが、大学を卒業した時点では、まだはっきりとはしていませんでした。
日本で言う「浪人」という考えと違っていて、好きなことにチャレンジしてみたり、忙しかった学生生活からの休憩期間として一般的に認められている為、ギャップイヤーのせいで就職や進学に不利になることは、まずありません。
なぜ飲食店アルバイトを選んだのか
好きなことをして過ごすといっても、留学やボランティア、またはインターンシップで1年を過ごすことは、私にはあり得ませんでした。
なぜなら、お金がないから。
月々の出費や奨学金の返済を自分でまかなう為には、給料の少ないインターンシップではとても足りず、(バカみたいに高い)ニューヨークのアパートの家賃までは払えません。
両親は、私の金銭面の援助ができるような状況ではないので、18歳の時に完全に自立し、大学在学中は、マンハッタンの日系飲食店で週35時間近くのアルバイトをして生計をたてていました。
4年生になる頃には、飲食で働いてきた経験や、色々なご縁のおかげで、レストランのマネジメントに携わる業務も任されるように。
履歴書にも書けるような、就職に有利であろう経験もたくさんさせて頂いていたので、進路が決まるまでの間は、そのまま飲食店で働くことに決めました。
アメリカには新卒採用が存在しない
大学院に行くか、就職するのか迷っていた私ですが、
「卒業から1年あいたら、新卒じゃなくなっちゃうんじゃないの?」
と日本の友達から心配されていました。
ご存知の方もいるかもしれませんが、アメリカには新卒採用というものが存在しません。
在学中のインターンシップなどの延長で、卒業前に内定をもらえる人もいますが、至ってレアなケースです。
4年生の大半は、卒業式の時点で就職先は決まっていませんが、それが普通なので特に焦る人もいません。
私もその中の1人だったという事です。
アメリカでは通年採用が一般的です。
それぞれの企業に欠員が出たり、人材が必要なタイミングで募集をかけて、求職者がそこに応募をするという流れです。
卒業後すぐに就職出来る人もいますが、学歴の良し悪しに関わらず、大体は半年~1年ほどかかるのが普通と言われています。
日本の様な生涯雇用の文化でもないので、就活でこの先の人生が全て決まる!といった概念もありません。
ゆったりとした心持ちで、じっくりと自分に合った就職先を見つけるのがアメリカ流なのです。
なぜ日本で就職しなかったのか
そもそも「語学留学」をしにアメリカに行ったので、いずれ日本に帰る予定でした。
今でも、いつかは日本に戻りたい気持ちもあります。
しかし、まだ私にはアメリカでやり残した事があるのです。
アメリカはやはり実力社会。
努力と実力があれば誰でものし上がっていくことが出来ます。
自分がどこまでやれるのかなんて分かりませんが、やってみるに越したことはないと思っています。
私が一度日本に本帰国してしまったら、アメリカに戻ることはないと思います。
だからアメリカにいる間に、自分が燃え尽きるまで何かを極めたいと思っています。
このアメリカの実力社会で、「私が出来る事を全てやり切った」と感じてから日本に帰国するのが私の理想です。
このタイミングでの妊娠
初めから公開している通り、私は現在妊娠中です。
大学卒業後の7月に結婚、その4か月後に妊娠しました。
「まだまだこれからのこのタイミングで?」
と思われても仕方がないでしょう。
もちろん、キャリア面での夢や野望もありますが、私は人生それだけではないと思っています。
実は、”大家族の母になる”という大きな夢も持っています。
現実問題、本当に実現できるかは誰にも分かりませんが、その第一歩として若いうちから子供を作ることに決めたのです。
そんな大家族を養うためにも、お金を稼いでキャリアを積んでいかなければなりません。
まだスタート地点ですが、このブログを通して私のこれからのキャリア、そして大家族の夢を追っていく姿をお伝えしていきたいと思います。
まとめ
という訳で、今回は「アメリカの大学を卒業した私が就職しなかった理由」についてお話させて頂きました。
なぜAdaoraが就職しなかったのか気になっていた!という方たちの疑問に、しっかりと答えられましたでしょうか(笑)
今回の記事では、日本とは異なるアメリカの就活に対する概念などについても触れていますが、アメリカの詳しい就活事情や就労ビザなどに関する記事も書いていこうと思うので、質問・リクエスト等あれば気軽にご連絡ください。
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