Adaora in America

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アメリカ留学を経て国際結婚をしたAdaoraのアメリカでのリアルな日常から、役立つ情報まで毎日更新

サギのような引越し業者

Hi, Adaora(@datdarkasian)です。 

 私がニューヨークからラスベガスに引っ越してきて1ヶ月少し経ちました。

 

アメリカに住み始めて今年で8年目。

今までに何度も引越しはしているのですが、引越し業者を利用したのは今回が初めてでした。

 

結論から言うと…もう2度とアメリカの引越し業者は使いたくない!

タイトルにあるように「サギか?!」と思うようなサービスのヒドさだったのです。

というわけで今回は、サギのような引越し業者を利用してしまった私の体験談を写真付きでお送りします。

 

<Contents>

 

【引越し業者を選ぶ】

いくつかの引っ越し業者に見積もりをしてもらった上で一番条件が良い(と思った)所を見つけ、契約金として$900(日本円で9万程)を支払いました。(1ドル=100円の計算)

今思えば、契約前にその業者についてもっとリサーチしておけば良かったのですが、担当の方の印象があまりにも良かったので完全に信用していました。

トータル費用は$1800(18万円)ということで、残りの$900は引っ越しが完了したら支払いという事で 契約書にサイン。

 

【違和感を感じる】

訳あって引っ越しを1ヶ月早めることに。

担当の方に何度か電話をかけたのですが、何度かけても留守電に。

留守電にメッセージを残しても電話が返ってくることは1度もありませんでした。

 

仕方なくカスタマーサービスに直接電話をし、何度もたらいまわしにされましたが、何とか日程の変更が出来ました。

 

担当の人に電話が繋がらない時点で多少の違和感を感じたものの、すでに$900も払っているのでどうにも出来ず。

返金不可能と言われてしまったので、違う業者に変えるというオプションはありませんでした。

 

【バックレる業者】

4月15日朝の7時に荷物の受け取りに来ると言われていたのにも関わらず、特に連絡もないまま引っ越し業者は現れず。

(日本ならあり得ないかもしれませんが、この程度ならアメリカではまあまあありがちな話です)

 

とりあえずカスタマーサービスに電話して状況を説明した所、「確認して電話を折り返します」と言われ、それから連絡が来たのは翌朝6時

特に前日についての謝罪もないまま、「今向かっています」との連絡で、それから1時間してやっと業者が現れました。

 

【見積もりの倍を請求される】

そこでまずは荷物の数を数え、見積もり内容と照らし合わせる確認作業が始まりました。

そして予想外の展開に…。

 

なんと、見積もりの倍の額を請求をされました

 

まずはそのお金を払ってからじゃないと引っ越し作業を始められないとのこと。

$900(9万円)を払う予定が、$2700(27万円)請求されました。

 

見積もり内容と実際の荷物の数は全く同じなのに、訳が分からない。

もちろん私が理解できるように説明するようお願いしました。

 

結局彼らの言い分は、電話で見積もりをしたから家具のサイズをしっかり把握できていなくて、見積もりが安すぎたということ。

それにしてもそこまでの誤差になるわけがないと必死に抗議しましたが、向こうも全く折れませんでした。

既に$900は前もって払っているのに、それ+$2700なんてバカバカしいので、泣く泣くお気に入りのタンス、机、コーヒーテーブル、それに間接照明はそのまま置いていくことになりました。

そんなに置いて行っても結局$1200(12万円)払ったので見積もり+$300(3万円)払いました。

これでも相当長い時間交渉した結果です。

 (こんなのただの詐欺…思いだすだけでも腹立たしい!)

 

ちなみに引っ越し作業もそれはまあ雑なこと。

ガムテープのゴミやらよく分からない袋やらを放置して去っていきました。

(実際の写真がコレ⇊)

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【荷物が届かない】

引っ越し業者がニューヨークのアパートへ荷物を受け取りに来たのが4月16日

荷物は大体1週間くらいで届くと言われていたので、それに合わせて飛行機のチケットを予約しました。

(旦那は先にラスベガスの新居に行っていたので、荷物はいつ届いても良い状態)

 

そして私が実際にラスベガスに到着したのが4月27日

それから数週間しても全く荷物が届く気配はなく、なんどもカスタマーサービスに電話しましたが、「いつ届くかは分かりません」の一点張り。

こちらも黙っているタイプでもないので、「話が違う、早く荷物を届けてくれ」と押したのですが、「日程が分かったら連絡します」といって向こうから電話を切られました。

 

※めんどくさい客に聞こえないフリをしたり、いきなり切ったりするのはアメリカのカスタマーサービスあるある。

 

【荷物が届くが…】

5月18日、荷物の受け取りから1ヶ月以上が経って、やっと届きました。

が、しかし。

まず、荷物を届けに来たのがヒョロヒョロのお兄さん1人だけ

ヘッドフォンをして電話で談笑しながらノロノロ作業を始めました。

いやいや何時間作業するつもりだよ!ってなったので、仕方なく私の旦那が作業を手伝い…。

お兄さんはトラックから荷物を降ろして、旦那が全て家の中へ運びました。

(わざわざお金払って雇った意味)

 

どこまでもひどい引っ越し業者だな~と思っていましたが、それだけではなかった!

先ほど話したように、大きな家具はほとんどニューヨークに置いていったので、持ってきたのはベッド、テレビ、ダイニングテーブルにデスクチェアのみ。

タンスがなくなった今、引き出し付きのベッドしか収納がなかったのですが…

 

ベッドの部品が壊れていました。⇊

 

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運ぶ過程で壊れたのではなくて、解体する時にもぎ取られたんじゃないかな~って思っています。

どちらにせよ、ここまで運が悪いことってあるのか?!と思いました。

結構お気に入りのベッドだったのなかなか立ち直れませんでした…。

 

現在弁償手続きをしている最中ですが、まあそれもややこしくてさっさとお金を返して欲しい限りです。

 

【引越し業者は雇わない!】

あまりの長距離の引っ越しでない限り、基本的にアメリカではトラックを借りて自分で引っ越しをするのが一般的です。

今回はニューヨークからネバダという長距離(車で約37時間)だったので引っ越し会社を利用することにしましたが、もう二度と引っ越し業者は雇わないと固く決めました。

きっとたまたま私が選んでしまった業者が悪かっただけだと思いますが、どの会社を信用すればいいのかなんて正直分かりません。

もしもう一度長距離の引っ越しをする場合は、家具は全て売り払って最低限の荷物だけを持っていくことにします!

 

アメリカ国内で引っ越しをされる方は、くれぐれも私と同じ目に合わないように気を付けてくださいね。

 

【学んだこと】

ご覧の通り最悪な引っ越し体験だったのですが、意外にも学んだこともありました。

 

それは、ものがなくても生活できるということ。

 

もともとミニマリストに憧れていて持ち物は少ない方なのですが、引っ越しの荷物が届かない1ヶ月の間は、飛行機の手荷物で持ってきたリュック一つ分の私物しか持っていませんでした。

新居にも家具はないし、普段使っている物も何も手元にない状態。

最初は不便に感じましたが、慣れると色々工夫もできるようになって、限られた物しかなくても特に困りませんでした。

 

組み立てられなくなったベッドのパーツはまだ一応置いてありますが、近いうちに処分する予定です。

マットレスはあるし、新しいベッドフレームも必要ないのかななんて思っています。

 

タンスが持ってこられなかったおかげで引き出しもありませんが、なければないで意外と新しい収納方法を見つけたりして特に収納場所には困っていません。

 4年程前からミニマリストに憧れていて、洋服等は買う事もあまりなくなってはいたのですが、これをきっかけに更にミニマリストに磨きがかかりそうです。

 

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