Adaora in America

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アメリカ留学を経て国際結婚をしたAdaoraのアメリカでのリアルな日常から、役立つ情報まで毎日更新

食物アレルギーが悪化した

Hi, Adaora(@datdarkasian)です。

 

実は私、生まれつきのアレルギー体質です。

私が子供の頃は食物アレルギーに理解がない人もまだまだ多くて、「ただの好き嫌い」「親が悪い」「大袈裟だ」なんて言われたり、心ない言葉をかけられたものです。

今ではインターネットも普及して情報も増えたため、だいぶ理解も深まったように感じます。

 

今回なぜ突然アレルギーについて書こうかと思ったのかというと、家族が出来て料理をするようになり、アレルギーについて考える機会が増えたからという単純な理由です。

旦那は大豆アレルギー、私はとその他(その他に関しては後で詳しく)。

おそらく2か月後に産まれてくる息子も何かしらアレルギーを持っているでしょう。

 

小児アレルギーの情報はたくさんあるけれど、実際に経験した本人の体験ってなかなか見る機会もないので、記事にしてみたら誰かの役に立つかな~なんて思って書いてみました。 

※アレルギーは人によって全く違うので、今回の記事は私個人の経験ということを理解した上で読み進めてください。

 

<Contents>

 

発症から現在まで

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「アレルギーってどうやって分かるの?」

おそらく今までに一番多くされてきた質問だと思います。

 

私の場合は、離乳食が始まって初めて卵を食べたのがきっかけでした。

母が私に卵を食べさせようとしても断固口を開けず、しまいには無理やり押し込んだそう(笑)

それから数分して嘔吐、そのまま病院で検査をしたら卵アレルギーと診断されました。

 

私の卵アレルギーは父からの遺伝で、そのうち勝手に治るだろうと言われていたのですが、改善されるどころか大幅に悪化しました(笑)

 

そしていつからか分かりませんが、他のアレルギーも発症したようで、1番最近の血液検査では、卵・ごま・ピーナッツのアレルギーという結果でした。

(鶏卵だけではなく魚卵もNG)

しかし、以外は食べても症状が出たことがなかったので、今まで特に気にしていませんでした。(今までは!)

 

食べられない物

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食べられないものを挙げ始めたらキリがないのですが、卵アレルギーと無縁な人にイメージを掴んでもらえたら…ということで代表的なものだけリストアップしてみました。

  • 魚卵(イクラ、トビコ、明太子、数の子、他)
  • 王道(卵料理、マヨネーズ、ハンバーグ、練り物、他)
  • スイーツ系(ケーキ、ドーナツ、クッキー、マカロン、カップケーキ、他)
  • 物によっては(パン、ラーメン、揚げ物、ハム、他)

これは一部に過ぎませんが、特に普段から注意を払っている食べ物です。

 

最近ではヴィーガンの人も増えてきているので、アレルギーでも食べられるスイーツ・レシピなども増えてきて嬉しいです。

 

おまけ…

キノコの山たけのこの里どっち派?なんて会話をしたことがあると思いますが、世の卵アレルギー持ちは間違いなく全員キノコ派なんです!

なぜなら、たけのこの里は卵が使われているけどキノコの山には使われていないから(笑)

 

 

主な症状

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 【幼少期】

卵白卵黄どちらもダメなのですが、卵白の方が圧倒的に症状が重いです。

 

私の場合は即時型食物アレルギーの分類に入ります。

調理方法は関係なく、卵が入っている物を食べてしまうと嘔吐下痢が何時間も止まらない状態に。

とにかく吐き続け、トイレでグッタリなんてこともよくありました。

その他の症状は、顔色が悪くなったり寒気が止まらなかったり。

食べてしまった量や物によって症状の重度も変わります。

 

また、生卵を直接触ると全身に蕁麻疹ができる他、強すぎる卵の臭いには吐き気がします。

 

症状は重かったものの、子供の頃は死に至る程ではなかったのでエピペンや薬などは常備していませんでした。

その日のうちに復活することはまずなかったので、とりあえず水をがぶ飲みして頑張って寝るしかありませんでした。

 

 【20歳を過ぎてから】

卵黄に関してはいつからか症状が軽くなったような気がしますが、試しに食べてみたりすることもないので正確には不明です。

(卵を食べてしまうのは完全にアクシデントなので、わざと症状を確かめたりはしません。)

 

20歳を過ぎた頃からでしょうか、卵白アレルギーは確実に悪化しました。

子供の頃には感じたことのない喉の閉まりを感じるように。

今まで通り嘔吐と下痢の症状があるのですが、その前に喉がどんどん閉まっていくようになり、多少息もしづらい時などがあります。

 

【妊娠してから】

妊娠してからはアレルギーが更に悪化しました。

 

妊娠中期に1度だけ間違えて卵を食べてしまった事があったのですが、本気で死ぬと思いました。

食べてすぐに喉が閉まってきて、「あ、これヤバイ」と思っていたら、呼吸も浅くなり、血の気が引いてきて意識も朦朧としていました。

その後おそらくトイレで嘔吐したと思うのですが、結局どうなったのかあまりハッキリ覚えていません。

今思い返すと超危険だなと思いますが、その時はなぜか病院に行こうとは思いつきませんでした(笑)

 

そして、先日久しぶりにいりごまを食べたのですが、遂にアレルギーっぽい症状が出てしまいました。

5年くらい前からごまアレルギーとは言われていたものの、今までは完全にスルー。

それがいりごまを食べて数分後、吐き気と下痢に襲われてしまったのです。

 

まぁ卵と比べたら全然軽い症状だったので、このくらいなら全然気にしません(笑)

 

 

治療

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「少しずつ食べれば治る」なんて言う人もいますが、私の様に重いアレルギーを持っている子供・人にはとても無茶な話。

何時間も吐き続けて意識も朦朧としたりして、命を危険に晒すくらいなら卵を避けて生きていく方がマシです。

間違えて卵を食べてしまった時ほど苦しい思いをしたことはありません。

個人的にはつわりの1000倍くらいしんどい(笑)

 

中学生くらいになっても治る気配がなかったので、病院に通い始めて薬を飲んだりと治療を受けたりもしていたのですが、途中で諦めてとにかく卵は避けるという解決策(なのか?)に至りました。

現在もお金をかけてまで治療しようという気は全くありません。

 

「卵焼き美味しいよ」とか「ケーキ食べたくないの?」なんて言われるのですが、なんせ産まれてから1度も卵料理を食べた事がないので、味を知りません。

美味しさを知らないからこそ、「卵焼き食べたい!」と思う事も全くありません。

むしろ卵焼きは敵に見えます(笑)

それに臭いも無理なので、もしアレルギーが治っても絶対に食べたくないって思ってしまいます。

 

将来への不安

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【自分のアレルギー】

産後は色々な面で体質が変わると聞くので、アレルギーにも何か影響するのか正直少し心配です。

すでに妊娠して悪化したので、万が一これ以上悪化するのならエピペンを常備していないといつかアナフィラキシーが原因で死ぬ可能性も十分にあるなと思っています。

出産やらコロナやら色々と落ち着いた時には、アレルギー専門の病院に行ってみるのもアリかななんて思っています。

 

【子供のアレルギー】

アレルギーは遺伝しやすいので、おそらく自分の息子もアレルギーを持って生まれてくるのだろうなと覚悟はしています。

卵に関してはそもそも私が触れないし、なにか買う前にはパッケージの表記を読む癖がついているのでそこまでは心配はしていないのですが、もしも卵以外のアレルギーも持っているとしたら正直不安です。

私の幼少期のように死なない程度のアレルギーならまだ良いのですが、生死に関わるような症状の重さだとしたら恐怖でしかないです。

 

旦那は大豆のアレルギーなのですが、たまに間違えて大豆が入っているものを食べさせてしまったりすることがあります。

そんなに重い症状でもないので「あちゃ~ごめんね~」くらいで済みますが、子供となったらそうもいかないのでちゃんとしないとな、と思っています。

 

アレルギー持ちって大変なの?

「アレルギー持ってて大変だね、かわいそう」なんて言われることが時々あるのですが、私にとっては当たり前の事で、生まれつきなのでそこまで苦に感じた事はないです。

小学生の頃から自分でパッケージを見たり、周りの大人に説明したりして、普段から気を付けるようにしていました。

おそらく「卵」漢字はひらがなより先に覚えたと思います(笑)

慣れてしまえば外食に行っても大体何に卵が入っているかは聞かなくても分かるし、そこまで大変だと感じたことはありません。

 

しかし!唯一アレルギーが大変だと感じる時があります。

それは、海外旅行に行った時

見たことも聞いたことも無い食べ物が多い国や、言葉の通じない国に行った時がとても厄介です。

 

昨年セルビアに旅行に行った時、レストランで出された料理に卵が入っていてトイレから出てこられなくなりました。

セルビアは割と英語が通じるので、卵アレルギーだということをウエイターに伝えたのですが、イマイチ理解していなかったようで、卵白をふんだんに使った料理が出てきてしまいました。

 

次回の旅行からは、現地の言葉で「卵アレルギーです」と言えるようにマスターしてから行くか、カップ麺を持っていこうと決めました(笑)

 

 

まとめ

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アレルギーがどんなものなのか初めて知った、なんて人もいるのではないでしょうか。

今回は私の卵アレルギーについてでしたが、アレルギーの症状はまさに十人十色。

アレルギーを持っていることに気づかない人から命をなくしてしまう人まで様々です。

 

また、大人になってから発症する可能性も十分にあるんです。

もし、いきなり卵アレルギーになってしまったり、子供が卵アレルギーかもしれないなんて人がいれば何でも聞いてください。

多少はお役に立てるかと思います、多分(笑)

 

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